登山疲れ??~計画を立てるのがすこぶる苦手~

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登山女子あれこれ

こんにちは、makiです。

今回も山の話に関連したほぼ雑記です。

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病状:計画を立てるだけで疲れる

生まれた時から常に不健康がディフォルト、元気ハツラツなどという言葉とは縁遠い私ですが最近はとうとう「登山の計画を立てるだけで不調」に見舞われるようになってしまいました。

症状はなんとも抽象的で「何かぐったりして気分がどんよりする感じ」としか表現できません。

決して登山がイヤになったわけではない

これは最初に声を大にして言っておかなければなりませんね。

「登山疲れ」ではなく「登山計画疲れ」ということです。

山登り自体は相変わらず大好きです。1ミリも嫌になったことはありません。

むしろ一度決めてしまえば何の問題もなく楽しく行って楽しく帰ってきます。

当日の朝面倒になるみたいなことも、個人的にはほぼありません。

(「山と食欲と私」にそういうエピソードがありましたね)

ただ、その「当日の朝」に至るまでが問題です。計画の時点で果てしなく疲れるのです。

原因を考えてみよう

スケジューリングが下手

まず最初の関門は「行く山を決める」

そして「そのためのスケジュールを考える」

ここまでの段階で既に疲れきります。

登山計画を考えよう
  • どの山域に行くか
  • 自分の能力で登れる山か
  • どのルートで行くか
  • 公共交通機関でアクセス可能か
  • 平日か休日か、臨時便は無いか等ダイヤ確認
  • 電車やバスの乗り継ぎはスムーズか
  • 日帰りかテント泊か小屋泊か
  • ホテルへの前泊や後泊は必要か
  • 周辺のお店・温泉・トイレ情報

などなど。

羅列してみるとごく当たり前な話なのですがこれが自分にとっては重労働です。

さらに【お天気の都合】という超重要要素が加わりますね。

一度決まってもお天気の具合であっさりリスケになれば一から考え直しです。

まき
まき

そしてパッキングも下手なので数日かかる・・

こういう苦労も全て含めてソロ登山の醍醐味なのでしょうが、「計画するだけで疲労困憊して頓挫」なんてことにもなりかねません。

慣れている山ならここまで疲れることはない・・と言いたいところですが、当方は筋金入りの運動音痴&鈍臭の民です。季節によって表情を変える山々に挑む限り、高尾山レベルに慣れ親しんでないと油断は出来ません。いや、高尾山だって普通に危ない場所ありますから別に油断してるわけではありません。

最近は「少し背伸びをして未知の山域に行ってみよう」と試みていたのもあり、チャレンジ精神との折り合いをどうつけるかを考えあぐねていたところです。

体力問題

計画段階での疲れ」と「登山後の疲れ」は異なるものです。

登山の後に疲れるのは当然ですが、体力の無い私でも1~3日時間を置けば流石に身体の疲れは取れます。そして身体の疲れはむしろ心地よい疲労です。

「計画段階の疲れ」は主に「脳の疲れ」「目の疲れ」なので、交感神経系に直撃します。

まき
まき

だからグッタリしちゃうんだね。ただでさえ目の治療中だし。

眼の疾患持ちという弱点を持つ私はスマホやパソコンを長時間見て調べること自体が苦行な時があります。

調べすぎて目が疲れる⇒考えすぎて脳が疲れる⇒身体に悪影響を及ぼすというスパイラルが発生するのです。

情報過多である

私が登山を始めたのは2015年。そこまで大差は無さそうですが、それでも当時より今の方がネット人口は格段に増えている気がします。

世の中総SNS時代ですし、情報共有可能な登山系アプリもどんどん進化していますね(これは良いこと)。

元々情報収集は書籍メインで行うアナログ人間の私ですが、登山道の状況交通機関の運行情報など、最新情報を得たい場合はもちろん文明の利器を借りています。

特に最近はコロナによる影響に始まり、水不足やら熊多数出没やら早めの降雪やら、必然的に最新情報を知っておかねばならない情勢でした。

そこで公式の情報だけ見て終われば良いものを、さらにどんどん掘り出してしまいます。

まき
まき

なまじ調べればいくらでも出てきちゃいますからね。

個人サイトやキュレーションサイト、登山アプリのレポートなど、膨大な情報の中から信憑性の高さや情報掲載の日時(古いと変わっていることがあるので)などを逐一確認し、さらに「自分の行きたいルート」に絞って調べていくのはなかなか骨の折れる作業です。

またSNSは最新情報を調べるには便利ですが、たまーに世の中色んな人がいると思わざるを得ないような、心がざわつくやり取りを目にすることもあります(最大限柔らかい表現をしております)。

これは昔からネットの弊害でどうしようも無いのですが、99.9999….%自分には関係ないし実になる話は皆無なので、ざわつくものは自衛のためシャットアウトしています。百害あって一利なしですからね。

不要なものはシャットした上で、要領よく必要な情報だけを抽出できるルーティンを自分の中で作れたら良いですね。


誰でも何でも書けるネットと違い、書籍は「信憑性」というハードルは(基本的には)クリアしているはずなので一定の信頼を置いております。

しかし登山を始めたころに比べ我が家の本棚を占める山岳関連本の比重はかなり大きくなっており、情報満載で目が泳いでしまいます。

なんて素敵な山が多いんだ日本!もう行きたいところばっかり!

要するに「選択のパラドックス」に近い状態。

maki
maki

これは登山に限らず、サブスクで映画を観るときなどにも陥ります。

初心者の頃に比べて行ける山も増え、目移りする上にそれぞれの情報量が多い、少しでもネガティブな話題(道が荒れてるとか)を見ればまた別の山を調べはじめる、ああどうしよう・・キリが無い。

結局情報が多すぎて振り回されることに変わりありません。

対策を考えてみよう

気楽に行く

最近ちょっと頑張りたくて肩の力が入っていた自覚があります。

楽しい趣味なのに考えすぎて疲れてしまっては元も子もないですね。

「月2回は行きたい」とか「まだ行ってない山に登りたい」とか目標を立てるのとは別に、メンタルは本来ののんびりした自分に立ち返り、良い意味でのほほーんと気楽に取り組もうと思います。

もちろん命に関わる面もある趣味ですから、そこは気をつけますが!

山でお会いしたおじいちゃんハイカーさんの話

先日とある山で、ご年配の男性ハイカーさんとお話をする機会がありました。

そのおじいちゃん(敬愛を込めて敢えてそうお呼びします)は、登山を始めたのは退職後だけど元々バリバリのスポーツマンだそうで、そこそこ長距離なその山をシャキシャキ歩いて私なんてあっという間に追い抜いていく脚力の持ち主でした。

お聞きした話はこないだ紅葉を見に〇〇山に行ったとか、同世代の仲間から花や山菜について教えてもらうんだよーとか、写真を撮って現像して壁に飾るんだとか、メモ帳にあらゆることをメモしてそれを見返すのが楽しいとか、山好き同士なら共感できるほのぼのエピソードです。

他愛ない会話といえばそれまでですが、カメラを片手にニコニコ楽しそうにお話しするおじいちゃんを見て、私は「今の自分に足りないのはこの力の抜け具合だ、これが理想のマイペース山行の姿だ」と思いました。

おじいちゃんもたくさんの人生経験を積み重ねてこその今でしょうし、強靭な体力と脚力(凄い逸話をお持ちでした)を備えてらっしゃるが故の余裕ももちろんあるのでしょう。

ですがそれ以上に、心から登山を楽しんでそうなご様子がすごく印象的でした。

普段あまり山で人と交流しない私が「気楽な気持ちで山歩きしたい」と考えていた矢先にお話できたのは良いご縁だったと思います。

名前も何にもお聞きしてない元気ハツラツなおじいちゃん、あのタイミングでお会いできたことに感謝しています。

情報源をある程度決めておく

「気楽にいこう」から繋がる「情報量多すぎ」問題について。

ソロハイクを始めた頃の私の情報源はほぼガイドブック1冊でした。

毎回この↑シリーズを熟読して行きたい山を決め、地図をコピーし、登った山にはマーカーで印をつけて・・を繰り返していました。

マーカーの印がどんどん埋まっていくのが純粋にすごく嬉しかったのを覚えています。

ガイドブックだけを頼りにするのは流石に危険ですが、今の情報過多で疲れてしまった脳をリセットするにはこのシンプルさで丁度いい気もします。

参考文献を一冊だけ決めておいて、お天気や最新情報を調べる時だけアプリやネットを使う。それくらいで良いかもしれません。

maki
maki

同じ山に何回登ってもいいですしね。

(余談ですが上でご紹介した「大きな地図」シリーズ。本当に見やすくてビギナーには有難い本なのですが、一部に割と致命的な誤植があって(笑)、改訂版も出てないようなので気になっていて調べたら公式サイトで修正がなされていました。)

登山力を鍛える

色々調べすぎてしまうのは「自分の力に自信が無くて不安が大きいから」もあるのでしょう。

「無知からくる過信」や「ちょっとレベルアップした時に陥りがちな過信」は危険ですが、「常に不安でいっぱい」なのも自分の可能性を狭めてしまいますね。

少しでも弱点をカバーし、登山力を鍛えるためにちょっとずつ不安要素を潰す。そのための努力をしていこうと思います。

登山力を鍛えるには実地訓練が一番ですね。

まずは紙地図とコンパスと紙の手帳を片手に、気楽な気持ちで出かけてみようかな。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

maki@hirarisanpo

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