初めての八ヶ岳・前編~双子池でテント泊

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テント泊登山

こんにちは、makiです。

2023年9月、北八ヶ岳双子池キャンプ場テント泊をしてきました。

なんと初めての八ヶ岳!

その模様を前後編に分けて書いていきます。

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交通アクセス(公共交通機関)

JR茅野駅からアルピコ交通の運営する【北八ヶ岳ロープウェイ線】のバスに乗り、北八ヶ岳ロープウェイ駅で下車します。

北八ヶ岳ロープウェイ線 バス情報はこちら

②そこからロープウェイに乗り、山麓駅から坪庭駅まで約7分の空の旅!

北八ヶ岳ロープウェイの情報はこちら

(※ちなみに山麓駅から坪庭駅まで、約2時間かけて歩いていくことも可能です。)


私は永久ペーパードライバーのため、ソロで山に行く時は公共交通機関を使います。

「タクシーを使わないとたどり着けない登山口」が多いことも、今まで八ヶ岳に行く機会をなんとなく逃していた理由の一つ。

まき
まき

タクシー代、一人だとなかなかの金額になりますからね・・

そんな中「バスとロープウェイでアクセスできる」ことが今回のルートを選んだ決め手でもありました。

参考資料

八ヶ岳には以前から行きたいと思っていましたが、「双子池」の存在を知ったのはつい最近でした。

①そろそろテント泊をしたい②だがあまり標高差が大きい山や急登を歩く自信が無い③いわゆる一般のキャンプ場は賑やかそうで気が引ける④比較的気楽に行けて静かで寛げる場所はないだろうか

と登山系ムック本をパラパラ眺めていた時にちょうど発見したのが双子池キャンプ場

写真を見て心惹かれました。

鬱蒼とした森、深緑の池、湖畔の静かなテントサイト・・・

「双子池」という名前にも何だかロマンを感じました。自分が双子座だからでしょうか。

まき
まき

ここに行ってみたい!

ルートを調べてみると幸い公共交通機関でもたどり着けそうなので、ネックであったタクシーを使わずに済みます。さらに私は電話が大の苦手(不得意ではないが好きじゃない)なのでネットで予約できるところもポイント高い!

ということで公式サイトの予約フォームから無事予約。行く手はずを整えたのでありました。

行程

往路は北八ヶ岳ロープウェイ駅から雨池を経由し、双子池キャンプ場へ。

復路は双子池キャンプ場から双子山をピストンし、往路を同じ道を帰ります。

YouTube用に作った何の参考にもならない地図を載せておきます。白い線がルートです。

北横岳や蓼科山登頂を組み合わせるコースも一瞬考えましたが体力の自信が無かったので今回は見送り。

maki
maki

無理せず安心して行けそうなルートで、いざ出発!

1日目:北八ヶ岳ロープウェイ~雨池~双子池

北八ヶ岳ロープウェイ~縞枯山荘

お天気が良かったせいか、平日のロープウェイ駅はなかなか混雑していました。

まき
まき

行きのロープウェイは混んでいて外の景色は見られず、写真も撮れませんでした。

重いザックは人の邪魔になるし身動き取れず乗り物に苦労する。あるあるですね。

北八ヶ岳ロープウェイ・山頂駅(坪庭駅)に到着!ここが登山スタート地点です。

もう素敵な雰囲気が漂っています。

歩き始める前に坪庭駅併設のカフェでパンとコーヒーを摂取し、気合を入れて行くぞ!

名物であろう巨大なキツツキさんが見送ってくれます。

青空の下、しばらく歩きやすい木道を進む。

maki
maki

なんて牧歌的な風景なんでしょう!

想像していた「ザ・八ヶ岳」のイメージそのままです。

歩き始めは普通の観光客の方とすれ違うことが多く、ドでかいザックを背負った私の方が珍しいくらいでした。

縞枯山荘~雨池峠~雨池

カントリーソングを歌いたい気分で20分ほど歩くと、青い三角屋根の建物が見えてきました。

まき
まき

縞枯山荘だ!!

縞枯山荘ホームページ(クリックで飛べます)

草原にポツンと立つ三角屋根の山小屋、これまた絵に描いたように素敵。

冬はテレマークスキーなどの講習もやっているそうで、雪山初心者を目指す私としては気になります。

maki
maki

ロープウェイから歩いて20分ほどの近さなのもイイね!

この場所に雪が降ったらさぞ素敵なんだろうなホワホワーン・・と雪山への妄想を走らせながらも、今日の目的は双子池でのテント泊。先へ進まねば。

雨池峠の看板。色んな方向に道が拓けてますね。

この雨池峠を過ぎた辺りから、なかなかの急坂が待っています。

まき
まき

個人的に今回の全ルートの中で一番の難所でした💦

ここはまだ写真を撮る余裕があった箇所。しかし今までとは違うワイルドな道なのが分かります。

何しろ急坂はコケたら命取りですから、自分の身体+トレッキングポール+周りの頑丈そうな木の幹や岩を頼りつつ、必死に下ります。

周りにロープは張ってありますが、これは道しるべ&植生保護目的の見るからに細いロープで頼るわけにはいかず。

maki
maki

うっかり体重をかけて寄りかかったり引っ張ったりは出来ません💦

こんなところで(失礼)ケガをしたくないので慎重に慎重に。

まき
まき

地図や本の紹介で「危険な箇所特になし」とされていても危ない場所って結構ありますよね。

私は筋金入りの鈍臭の民なので、危険だと思ったらカメラも一切回さず、ことさら慎重になります。

自分の確認のために記録しておきたい気持ちもありますが、安全最優先です。

雨池に到着!

急坂をなんとか下りきり(40分ほどかかった)、しばらく平坦な道を30分くらい歩く。

突然ぽっかりとした空間が広がっていました。

雨池です!

うわーーーー何だここ!!!

本当に何の前触れもなく急にこの空間があるのでビックリ。

まき
まき

太古の地球に来たみたい!面白い!

映画「ジュラシックパーク」の最初のシーンを思い出します!

maki
maki

太古の噴火の火口跡に雨水などが溜まってできたのだそうです。

池の周りには大量のゴツゴツした岩が。これも噴火の跡なのでしょうか。

周りの森がむしろ後から出来たってことなのかな。色々気になる~

もっとじっくり観察したいところでしたが、池の周りがネチョネチョした泥で近づけなかったのと、羽虫がずっとブンブンまとわりついてゆっくり休憩するのが困難だったため、写真だけ撮って次に進むことに。

笹の道をいざ行進

雨池を通り過ぎた後はまたガラッと雰囲気が変わります。

今コースで私が2番目に苦戦したのがこの笹ヤブの道。

ひたすらひたすらかき分けて進む!

笹で道が見えなくなってるところもありましたので、ルートを見失わないよう気をつけます。

木に結んであるピンクのリボンにも頼りました。(木に結んであるテープ、場所によっては林業の方の目印の場合もあるそうですがここでは登山者の道しるべだったと思います)

道自体はおおむねなだらかなのですが、ヤブ漕ぎの大変さとともに、いったん道を外したら絶対分からなくなるプレッシャー、鬱蒼とした森にポツンと一人でいる孤独感という心理的ストレスが加わります。

笹は高いのだと私(163cm+靴底3cm)の肩の高さあたりまで来ているところもありました。最高150cmぐらいでしょうか。小柄な方やお子さんだと完全に埋まってしまいますね。

密度や高さが時期によって変わるのかは分かりません。

まき
まき

視界が悪い中にもし動物が潜んでいたら怖いな・・と思ったので、大声で歌を歌いながら一心不乱に歩いたよ。

動物に遭遇することはありませんでした。気配はあった気がするんだけど。

森の中にはキノコや苔の密集地帯もあり心惹かれます。ですが16時までにヒュッテに到着したいので寄り道せず先へ。

双子池に到着!

1時間強で笹ヤブの森を抜けました。

maki
maki

なかなか気力と体力が削がれた・・

ここからヒュッテまでは、恐らく車も通るであろう整備された安全な道のようです。ホッ。

30分ほど歩くと、ようやく建物が見えてきました!ここから見ると小綺麗なアパートみたい。

双子池ヒュッテです。

建物の正面側にまわると、思わず感嘆の声が出てしまう美しいグリーンの池が見えました。

まき
まき

あれが双子池!!

↑の写真のヒュッテ側にあるのは雄池

なんて心落ち着く風景なんだ・・・

無事に辿り着けたことを噛みしめる。

うっとりしたいところですが景色に見とれる前に先にやるべきことを済ませなければ。

ということで受付に。

チェックインが16時までという決まりで(山は大体そのぐらいだと思いますが)早めに着くことを目指し、双子池ヒュッテへの到着時間は14時50分でした。

スタートが11時で遅めだったので少し焦りましたが、超遅足&寄り道魔人の私にしては頑張ったほうです。

料金は1人1,000円+テント1張500円

説明を一通りお聞きして、いそいそとテント場へ。

テント場までの道は平坦ではありますが普通の山道です。段差や躓きやすいところもあり、更にちょっと距離があります。

まき
まき

私の足では片道7~10分程度かかったよ。

お手洗い(+水場)はヒュッテの近くにしかないので、トイレに行きたい!と思ってもそこから山道を10分程度歩くことになります。

ということは「トイレは行きたくなる前に先回りして行っとくべし」。特に夜は足元が悪いので注意ですね。

静かな森のキャンプ場

雌池とキャンプ指定地の看板。

雌池のほうが面積が大きいように思いました。

テント設営場(個々のはっきりした印は無いけど見ればそれとわかるスペース)は森の中に点在しています。

それぞれ間隔が開いており、↓の写真のように木や笹で囲まれているので周囲の話し声などを気にせず過ごせるのが嬉しい。

この日は利用客が少なかったようで場所選び放題でした。何回か行ったり来たりして今夜の寝床を確保。ここに決めた!

まき
まき

宿を立てたら散策の時間♡

雌池のそばには砂浜(↓の写真の右側あたり)があります。いかにもくつろぐのに適した広い空間ですがテントは設営禁止だそうです。

風も無く、リフレクションが美しい。

つい数時間前まで急登や笹ヤブと格闘していたとは思えない、ゆったりとした時間が流れます。

まき
まき

念願の「静かなテント場」最高!願わくば何日か滞在したかった~

こちらは予約の際に注文しておいた「おこわ」(1つ500円)。テント利用者は食事をテイクアウトできるので、翌日の朝食用に2つ注文し、夕方受け取りました。

まき
まき

ホカホカあったかいうちに食べたくて夕飯に1つ食べちゃった。

疲れた時に食べるもち米は最高です。ごちそうさまでした!

引き続きだらーんとしながら眠りにつく準備をします。

私がテントを立てた場所、地面がちょっと斜めに傾いていることに後から気づきました。でも傾きに身体の向きを合わせれば無問題だしイイ感じに疲れてるから大丈夫!快適に眠れそう!

↓続きは後半で↓

テント泊でやりたいこと

ところで私にはささやかな野望があります。

「自然に囲まれた静かで美しいテント場で」

「時間を気にすることなく何泊もしながら」

文庫本をひたすら読みふける」

こと。ささやか。

まき
まき

自宅や喫茶店での読書では得られない栄養がきっとある!

森のコテージでも借りればいいじゃないかと我ながら思いますが(それもいいけど)、敢えてのテント泊なのもポイントです。

maki
maki

撮影とか一切せずに、読書だけが目的!

スケジュールの都合、ザックの重量の都合、季節やお天気の都合など障壁はありますが・・

今回双子池キャンプ場のロケーションに感激し、こういう所が理想ぞ!と、その野望をますます実現したくなった次第です。

場所がどこになるかは分かりませんが、誰にも知られずいつかこっそりひっそり叶えたいものです。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

maki@hirarisanpo

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