↓前編はこちらから↓
行程(2日目)
1泊2日のテント旅。2日目は双子山に登頂し、その後ピストンで帰ります。
前回に続きYouTube用に作った地図を載せておきます。(「双子山」がプラスされています)
動画に載せる地図、本当は他の方の登山動画でお見かけするような画面上にスタイリッシュに浮かび上がるものに憧れているのですが作り方がイマイチわからず💦今の自分にはこれが限界です。
2日目:双子池~双子山~雨池~北八ヶ岳ロープウェイ
おまけ・1日目の夜とトイレの様子
2日目の前に1日目のその後の様子。
夜はいつの間にかウトウトしていましたが、やはりお手洗いで目が覚めてしまいました。
この素敵なテント場の唯一のハードル「トイレまでの距離がそこそこ長い」をクリアしなければ!
なだらかとはいえ山道。私はナイトハイクも未経験だし真っ暗な中を歩くことに慣れていません。
ヘッドライトとスマホのバックライトを使い、そろそろと進む。
@hirarisanpo
暗くて怖いのもあるけど、何より躓かないように集中して歩いたよ。
お手洗いはいわゆる仮設トイレ(工事現場やお祭り会場にあるやつ)タイプでした。男性用?なのか扉が無いトイレもあった気がしますがジロジロ見ておらず記憶が不確かです。
私が利用したところは洋式でした。元々和式トイレだったものを洋式に改造したように見えましたがトイレに詳しくないので断言はできません。
そのせいか便座とドアの間が狭く、どうしても膝が扉に当たりました。
163cm程度の私ですら難儀したので、もっと体格の良い方や足の長い方だとちょっと大変かもしれません。
すぐ横にある水道で手を洗い、再びテント場へ戻る。ふと目をやると池の上にお月様が輝いています。
@hirarisanpo
この日は曇りでしたがもし満天の星空だったらさぞロマンチックでしょう。そんな日に来てみたい!
トイレのために往復20分歩いたおかげで身体も温まり、その後もすんなりと眠りにつくことが出来ました。結果オーライです。
2日目:爽やかな朝・双子山へ
2日目の朝。
池に朝もやが!なんてイメージ通りの森の朝な風景なんでしょう。
@hirarisanpo
今日は双子山に登るよ!
テントをデポしていくか迷ったのですが、双子池キャンプ場の撤収時間は10時まで。
私の遅足で双子山に登り、戻ってきてからテントを回収するとなると10時までに終わらないのでは?と思ったので先に撤収を済ませ、全て担いで行動することにしました。
1泊で帰るのはやはりもったいなかったな・・と、タイトなスケジュール設定をちょっぴり後悔しながら片づけを始めます。
@hirarisanpo
後ろ髪を引かれながら双子池に別れを告げる。
出発直前、登山口の手前で大きいワンちゃんとお散歩しているにこやかな女性にご挨拶。双子池ヒュッテの女将さんだったみたい(後日「ランドネ」を見直して知りました)。お世話になりました!
7:30
さて、トイレの左横から双子山への道が通じています。
@hirarisanpo
いきなりちゃんとした山道。それなりに急です。
まだ身体が起きてないからなかなかにしんどいぞ…!ちゃんとした山道ですが危ない箇所は無いのが救いでした。
最初のちょっとした急登を過ぎるとなだらかな道になります。
ステキなコケもたくさん。寄り道をしすぎないように、気をつけながら進む。
@hirarisanpo
8:40
山頂近くのひらけた場所まで来ました。私の遅足でも1時間ちょっとの道のりでした。
曇ってるけど解放感がすごい!!
@hirarisanpo
高い木がほとんど無い草原。
私は動画の中で「名作劇場に出てきそう」と口走りましたが、さっきまでの登山道から風景が一変し、日本じゃないような雰囲気になりました。よく見れば生えてるのは笹とか松なんですけどね。
こういうひろーい場所にカントリーハウスを建てて生活してみたい・・
@hirarisanpo
そんな妄想はさておき、きちんと整備された登山道を進み山頂碑を目指します。
双子山という名前から、はっきりした双耳峰(筑波山みたいな)があるのかなと想像していたのですが、ゆるやかなピークが確かに二か所あったかも?という感じでした。
8:50
山頂碑に到着!
@hirarisanpo
道中は時間帯のせいか人が少なく、山頂も大河原峠の方向から来て通り過ぎていく方に2組ほど遭遇したのみでした。
水筒のお茶とおやつを片手に風景に見とれながらしばらく休憩。
周りの山々の様子もほぼ360度見渡せました。
ここから比較的近いのは蓼科山でしょうか。台形の山の頂上に人が沢山いるように見えました(気のせいかも)。いつか行ってみたい。
復路:双子池キャンプ場から雨池へ
満足して双子山を下山。再び双子池ヒュッテに戻ってきました。
戻ってきた時点で10時過ぎていたので、やはり最初に撤収していて良かった。
お手洗いをもう一度お借りし、帰路につきます。
最初の目標は雨池!
往路でかなり難儀した笹ヤブの道に再び入ります。
昨日よりは時間に余裕があるつもりで(後で勘違いだったと分かるのですが)、キノコや苔の写真を多めに撮りました。
@hirarisanpo
@hirarisanpo
とは言えうっかりすると道を間違えやすい深い森。昨日と同様ピンクのリボンを頼り、歌を歌いながら笹をかきわけ進む。
@hirarisanpo
12:50
雨池に到着しました!ちょっと安心。あと少し!
@hirarisanpo
雨池から北八ヶ岳ロープウェイへ
雨池からの最後の難関。行きに苦戦した「急登」を今度は登らなければなりません。
最初だけ写真を撮ったらまたしてもカメラは完全にしまい、登ることに集中します。
段差が高かったり、滑りやすいコケを踏まないように頑張ったり、とにかく落ち着いて着実に登るしかない!
約15kgのザックを背負ってこんな坂を上ってる私、すごいんじゃない??
そんな勘違いをしそうになるくらいです。
でもここ1時間ぐらいで登れちゃいますからね…鍛えられてることは確かですが。
いつになったら永久テント泊初心者を脱却できるのか。自信を持って夢のテント泊縦走ができる未来は来るのでしょうか。課題は体力だなあ。
少し「成長したかも」と感じたのは段差で足を上げるのが前より楽になったことです。毎日の食後の腿上げの成果でしょうか。
急登をどうにか無事に登りきり、雨池峠を通りすぎて、素敵な縞枯山荘まで戻ってきました!
@hirarisanpo
ここまで来れば本当に安心!
14:30
北八ヶ岳ロープウェイに到着です。お疲れさまでした!
帰りは空いていたロープウェイに悠々乗ることができました。
おまけのうっかりミス
さて、ロープウェイを降り、当然のようにバスに乗るつもりでいました。
念のため時刻表確認しておこう!時間があったら軽食食べられるかも☆
時刻表を確認する。
・・おやおや?14時半以降のバスが無いぞ?
この日は平日。
どうやら私、休日用のマークのほうを見て勘違いしてた…?
一瞬顔面蒼白。軽食を食べるどころではありませんでした。
幸いなことにタクシーを呼べたので、急遽手配して無事茅野駅まで運んでいただきました。
ここが観光地で良かった…
場所によっては電波の通じない所に取り残される可能性もありますからね。公共交通機関ユーザーの弱い所です。
というか、そもそもタクシーを避けたいからこのルートを選んだのに結局乗ることになるという・・
本来1,500円で済んだところを9,000円以上かかったのは手痛い出費ですが、良い勉強代だと思うことにします(涙)
まとめ
初めての八ヶ岳は想像通りの素敵な場所でした。それにしても1泊はあっという間でした。
もっと長く楽しみたかった!
ヤマップを見た限り、私が歩いた雨池のコースはスノーシューなどで歩く人が多いようです。いいなあ。
雪が降った時の様子も気になるし、読書と苔と植物観察のためだけに何日も滞在する贅沢キャンプも憧れです。新たな目標とします。
北八ヶ岳から南八ヶ岳まで様々なルートがあるので、自分の力量で行けそうな場所を少しずつ開拓していきたいです。バスの時間は気をつけます(笑)
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
maki@hirarisanpo
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