木曽駒ケ岳2泊3日テント泊の続きです。
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2日目・清々しい朝
一夜明けて
目が覚めた時には既にお日様が上がっていました。
時刻は6時過ぎ。
@Hirarisanpo.
テントを開けたらすぐに雲海が見られるの最高すぎます・・
夜中の風にビビってだいぶワタワタしましたが、なんとか眠れたかな?途中意識が無かったので少しは眠れたとしましょう。
私は睡眠時に呼吸が浅くなるほうなので標高の高いところで寝ることを心配していましたが、特に具合が悪くなることも無かったです。
それに「起きたらすぐ絶景」というシチュエーションのおかげで多少の睡眠不足は帳消し!
いよいよ木曽駒ケ岳山頂へ!
行動開始
さて、テント内で朝ごはんを食べたらいつも通りゆっくりと活動を始めます。
まずはテント場到着時に確認した通りに、頂上山荘で本日分のテント受付を済ませました。
これによりテント場使用期限が本日~明日の朝8時までとなります。
心置きなくテントをデポして身軽に行動できますね。
アタックザックに必要最低限のものを入れて、出発!
ちなみに私のテン泊用ザックは上蓋を取り外してアタックザックに変形できるタイプのものです。
上蓋に収納していたものを一度取り出すなどの手間は必要ですが、これしか知らないせいもあってか今のところ特に不便は感じておりません。
木曽駒ケ岳山頂まで
木曽駒ケ岳山頂までのコースは色々あるようですが、もちろん一番初心者向けの
頂上山荘テント場~木曽駒ケ岳直登コース
で気楽に山頂を目指します。
コースタイムは大体20分ほどのようです。
@Hirarisanpo.
ほぼ一本道で、登山というより「小高い丘を登る」感覚。
遅足の私がダラダラ寄り道しながら歩いても30分ぐらいで着けました。
とはいえ下の写真のように大きな岩がゴロゴロしてる箇所もありますので、ちょっとしたことで躓くドンくさの民としては注意して歩かなければ。
ルートファインディングの練習にもなりますね!
@Hirarisanpo.
ほどなくして山頂到着!
@Hirarisanpo.
時間帯(平日9時ごろ)のせいなのでしょうか、山頂には誰もいませんでした!
山頂碑と記念写真を撮り、山頂の神社(奥宮)でお参りをし、この絶景を独り占めです。なんという贅沢でしょう。
@Hirarisanpo.
360度見渡せるので周囲の山々をぐるっと見渡し放題です。
ただ私は未だに山座同定が苦手なので💦結局いつもアプリ(AR山ナビ)に頼って確認してしまいます。
@Hirarisanpo.
地図読みにしろ山座同定にしろ、今山の中でiPhoneを紛失してもへっちゃらだぜ!ぐらいの逞しい力は備えたいものです。
高山病なのか・・?
30分ほど山頂の景色を楽しんでいた頃。
自分の身体に微妙な変化があることに気づきました。
なんだか息苦しいような・・?すごく深呼吸をしたいような・・?
これはもしや高山病なのか・・・?
なにしろ高山の経験が少ないため高山病の経験も無く、自分の状況を把握しきれていません。
頭痛や吐き気などは今のところ無し。
だがこの素敵な山頂でこれ以上具合が悪くなったら大変だ!
ということで「高山病の症状が出たら標高を下げる」というTipsを初めて実行。速やかに下山です。
幸い山頂(2956m)から50メートルほど下った時点で息苦しい感覚は無くなりました。
そんなちょっとの差で??と正直思ってしまいますが、今の私にとってのコンフォートライン上限が2,900mあたりなのかなあと。
その日の体調や天候にも寄るだろうし、この考え方が合ってるかも不明ですが。
でも「ここまではオッケー、ここからは気をつける」みたいなラインが分かったのならまあ良いことかなと思います。
今後高山に行く際は、2,900mを越えたあたりから体調管理にひときわ気を配ればよいのですね。
ともあれ、無事にテント場まで戻ってきました。
@Hirarisanpo.
2泊したおかげでテントを置いて身軽にお散歩気分で山頂に行けて、優雅なひとときを過ごせて本当に良かったです(息苦しくなったけど)。
登頂した記念に山荘でバッジを購入!
@hirarisanpo
この日はこれ以上積極的に動くこともなく、山荘でおでんを頂いたり、コーヒー飲んでボーっとしたり、テント場の周りで植物やホシガラスを観察したり。
当初の目論見「絶対にダラダラする日を一日設けたい」が無事叶えられました。
こうして2日目も満足して終了。相変わらず風が吹くテントは怖かったけど、おやすみなさい😴
おまけ・寝る時の服装
就寝の時の服装ですが、上はTシャツだけ翌日のに着替え、そのうえからパーカーとダウンを着て寝ていました。
標高2,870mのテント場、8月末でも朝晩はダウン(ユニクロだけど)着てちょうどいいくらいです!
下は最初めんどくさくてサポートタイツとショートパンツはそのままに、その上からダウンパンツを重ねました。
しかし寝てる間にだんだん足元が冷たくなっていくことに気づく・・汗冷えだ・・・
決して心地よいとは言えぬしっとりした冷涼感に耐えかね、夜中にシュラフの中でモゾモゾとスパッツと靴下を替えました。
スパッツと靴下を脱いだ瞬間、うすら寒い感覚が一気に無くなったのでびっくり!
上着を重ねるよりまず肌に触れるところからチェンジするのが大事なのですね。
汗冷えは大敵。快適さにひと手間を惜しんではいけなかったね。
Tシャツの下は神インナー(と昔登山の先生に教わった)でお馴染みファイントラックのドライレイヤーを着ていましたので冷え知らずで特に気になりませんでした。
今回は持って行きませんでしたがファイントラックのインナーソックス(靴下の中に履く薄手の靴下)も愛用しています。
今まで寒い時期の登山にしか使ってなかったけど、足指が冷えると詰むことが分かったので次回から季節関係なくテント泊レギュラーに加えよう!と思いました。
ちなみにダウンですがテン泊デビューの時から上がユニクロ、下は謎メーカー(しかも借り物ともらい物)という保温性が謎な有り合わせコンビでまかなっておりまして。
今のところそんなに寒くない時期にしか行ってないからいいけど・・
しかもユニクロのダウンの糸がほつれてきちゃったりして、この機会にそろそろちゃんと自分専用の山用のを購入したいなあと考えております。モンベルかパタゴニア辺りを検討中。
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それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
maki@Hirarisanpo.
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