三条の湯~雲取山への山旅その②です。
↓お祭バス停から三条の湯までの記事はこちら↓
2日目:三条の湯で何もしない一日
夜の帳がおりる前に寝落ちした1日目(前回)。
たくさん寝たせいでしょうか、スッキリ起きることが出来ました。
時刻は朝7時。山基準ではお寝坊さんですね。
10月末のこの時期、夕方~早朝の山はかなり冷えます。
私は足先が特に冷えやすいのですが、ニューアイテムのテントシューズを履いてたおかげで大丈夫でした!
エクセロフト・フットウォーマー(モンベルの公式ページが開きます)
@hirarisanpo
↓短めのタイプもあります
さて、2日目は当初の予定通り何もしません。
@hirarisanpo
ご飯を食べ、景色に見とれ、写真を撮り、ご飯を食べ、景色に見とれ・・
紅葉+水音という癒しのご褒美付き!
@hirarisanpo
この時期は羽虫が少ないので屋外の煩わしさが激減して良いですね。
お風呂ももちろん入りました。
贅沢に1番風呂に入ろうと13時ごろに張り切って行ってみたところ・・
当たり前ですが沸かしたてのお湯は熱かったです(笑)
その時ご一緒したお姉さんは丁度良いと仰ってたので、私が熱さに弱いだけかもしれません。江戸っ子にはなれませんでした。次回から大人しく5番目ぐらいに入ろうっと。
山荘でコーヒーもいただきました。
食堂にフォークギターと楽譜があったのが気になる。
@hirarisanpo
山荘に泊まった方とフォークソングを合唱したりするのかな。
憧れの歌声喫茶!楽しそう!
最近フォークソングが心に沁みるようになってきました。世代じゃないのに。何のノスタルジーでしょうか。
そんな感じで、何もしない優雅な秋の一日はいつの間にか過ぎていきました。
またしてもいつの間にか寝てしまった気がします。川の音がどうやら安眠スイッチのようです。
澄み渡る明け方の光景。
@hirarisanpo
3日目:三条の湯から雲取山へ!
3日目!移動日です。
8:40
朝、山荘のおじさんにご挨拶をして三条の湯を出発します。
@hirarisanpo
食堂のご飯は美味しいしお風呂は入れるし川のせせらぎが雑音を全てかき消してくれるし、本当~に素敵な場所でした。ここを目的地にしてキャンプだけのためにくるのもいいなと思います。
さて、ここから雲取山を目指します。
三条の湯→三条ダルミ→雲取山→雲取山荘(テント場泊)
が3日目の行程。
本当はこの日鴨沢まで一気に下山する案もチラリと考えていたのですが・・
まあ体力的にも時間的にも無理だろうと、自分の遅足を鑑み「夕方までに雲取山荘に着くこと」を目標にしました。
三条の湯を出発、意外としんどいぞ
いきなりデンジャーゾーン。
@hirarisanpo
のっけから注意して歩かないと大変!(右側が道、そして崖です)
初日の後半の記憶が蘇ります。
「切れ落ちた細い道にビビる」が今回の山旅の要だったかも。
その後も朝イチで歩くにはちょっと緊張感を伴いすぎる道が続きます。
今回アクションカムをザックのショルダー(右肩)に固定させてみたのですが、角度が悪かったのか?後で確認したらほぼ地面ばっかり写ってました(^^;)私の目線と同じという意味ではリアルな映像ですが・・・
そして右肩のカメラは微妙に目線も遮り、危険な場所を歩くあたりで煩わしくなって途中から外してしまいました(笑)撮影方法もまだまだ要研究です。
↓整備されているけど怖い道。
@hirarisanpo
紅葉の美しさに励まされます。しかし上ばっかり見てると危ないのだ!
@hirarisanpo
しばらくすると現れた見晴らしポイント。両サイドからの眺めが良い。この日も良いお天気で、日差しは強くあまり長居は出来ず。
@hirarisanpo
大きな岩と紅葉。岩に苔がびっしり生えていて素敵でした。
@hirarisanpo
見る分には素敵なコケの岩ですが、足元にあると大変!
この後「足元は岩とコケで滑りやすい+滑ったら谷に真っ逆さまな細い道」が続きます。
ビビってる時は例によって一切撮影しません。カメラなんぞにかまけている場合ではない。安全第一です。
呼吸を整え、一歩一歩足元を確認しながら慎重に歩いていきました。
地面ごと滑りそうなトラバース、滑る岩、滑るコケ、細い鎖場、切れ落ちた道・・・
「三条の湯から三条ダルミまで、思ったよりしんどいな????」
とはいえガイドブックなどの紹介では難易度は低いとされているので、熟練の登山者さんからすればなんてことないのかもしれません。
あくまで私の個人的な感想としてご査収ください。
道は明瞭なところがほとんどだし、滑りさえしなければ難しくはないのかな・・?
逆に一般的な「難易度の高いルート」ってどんな感じなんでしょう・・運動音痴ヘタレハイカーにはまだ想像もつかない世界です。
三条ダルミ~雲取山へ
三条ダルミ間近まで来ると、やっと安心して歩ける道に変わりました。いや~今までよく頑張った・・・
そういえば三条の湯のテント場はずっと電波が入らなかったのですが、この辺に来て突然通知がピロピロ鳴りだしました。現実に戻った感。
@hirarisanpo
12:20
着いたー!!!三条ダルミです。
@hirarisanpo
好天の秋、日陰はなく太陽がジリジリと照り付けてきますがホッッとして完全に気が抜けました。
板のようなベンチで直射日光を浴びながら休憩します。この時点でお昼はとっくに過ぎていたかと。
@hirarisanpo
今日中に鴨沢まで下山するなんて土台無理な話だったね!
初めての場所で戸惑ったことを除いても、相当スリルあるルートでした。個人の感想です。私的にはゆっくり進むのが正解だ。
一息ついたらもうひと頑張りです。最後の難関、笹に囲まれた急登を進んでいきます。
@hirarisanpo
今までと違って安全な一本道の急登を、40分~1時間近くひたすら登ります。
写真だと分かりづらいのですがこの頃から空には濃いグレーの雲がかかってきました。ザーッとくるかな?と心配(大丈夫でした)。
@hirarisanpo
ゼエゼエ言いながら小休憩、その繰り返しを1時間近く続けます。
ひらけたところに出ました!やったー!!文字通りの開放感!!
@hirarisanpo
南側に伸びる綺麗な登山道。前回(2017年)の記憶がなんとなく蘇ります。
@hirarisanpo
見晴らしの良い岩のすぐ近くに避難小屋が。せっかくなのでチラッと中を覗いてみました。
@hirarisanpo
二重になった立派な扉を恐る恐る開けると、
キレイ!!外から見る印象より広い!!
@hirarisanpo
緊急避難用とのことで積極的に使う機会は無いかもしれませんが、これなら万が一何かあっても安心ですね。トイレも近くにあるし。
奥多摩ビジターセンターの避難小屋紹介ページ(リンク先のタブが開きます)
さあここまで来れば雲取山頂はすぐそこ!
あとはワクワクしながら進むだけです。
@hirarisanpo
14:30
着いたー!!!
@hirarisanpo
お天気が保ってくれて良かった!
お疲れ様でした!
続きは次回。
おまけ(アプリってそういうことあるよね?って話)
今回、地図アプリの使用感を復習しようと登山者御用達である〇マップと〇マレコの2つを並行して使う予定でした。
初日はまあスムーズでした。
三条の湯のテント場の電波が入らないことは先に書いた通り。
到着時に両方とも一時停止をしました。
そして3日目。三条の湯出発後。
なぜか〇マップのほうが立ち上がらなくなってしまい、ログを記録することが出来ませんでした。
何回立ち上げなおしても読み込まずにグルグル画面が出るだけになってしまったよ。
〇マレコは問題なく動作してくれました。
地図アプリを2つ同時使用したのが負担だったのか・・?
原因がどこにあるか分かりませんし〇マップが悪い!とかではないのですが・・(むしろ今までメインで使ってたし)
とにかくスマホアプリはこういうこともあるから、紙地図と読図技術はやはり絶対必須だな!と身を引き締めました。
今回の雲取山に迷いやすいルートはないのが不幸中の幸いでした。
まあ帰りに一回道間違えたんですけどね(笑)それは次回以降の記事に書きます。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
maki@hirarisanpo
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