御岳山から奥の院へ~冬・静寂の山さんぽ

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日帰り登山
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初心者におすすめの御岳山

こんにちは。makiです。

今回は少し時間を遡り、2020年の冬に訪れた御岳山~奥の院の模様を記したいと思います。

御岳山には何回か訪れていましたが、奥の院まで行くのは初めて。

御岳山から奥の院へのルートの魅力
  • 低山の魅力を静かに感じられる
  • 鎖場体験もできる
  • 迷いやすいところはないが歩きにくいゴツゴツした道があり、訓練になる
  • 都内なので東京からアクセスしやすい
  • 豊富なコースがあり何回行っても楽しめる
  • 総じて初心者に「丁度いい」優しい山です

静かで厳かな冬の低山の雰囲気をたっぷり味わってきました。

初めての場所を一人で歩く楽しさと心地よい緊張感、何年経っても新鮮なものです。

御嶽駅から御岳山入口まで

スタートの御嶽駅。風情のある素敵な駅舎です。

@hirarisanpo

これまた風情あるレトロな形の郵便ポスト!

街ではあまり見かけません。駅の雰囲気ととても合っていますね。

ここからバスで御岳山ケーブル・滝本駅まで向かいます。

バス時刻表(リンクが開きます)

大体1時間に2本ぐらいの間隔でバスが出ています。所要時間は10分ほど。

時間に余裕があって体力に自信のある方は、バスに乗らず御嶽駅から滝本駅まで歩いて行ってもよいと思います。徒歩の所要時間は大体40分~1時間くらいです。

まき
まき

一回歩いたことあるけど虚弱初心者ハイカーにはなかなかハードでした💦

今回はバスに乗り、御岳山ケーブル・滝本駅に到着。ここからケーブルカーに乗ります!

カッコいい!鉄道好きでなくてもテンションが上がります。

前回来たときは車両の色が赤でした。今回は緑色。

maki
maki

標高差424mをわずか6分で登ることができます。一番傾斜が強いところは25度だそうです!

ケーブルカーに乗り楽々御岳山駅(831m)に到着です。

御岳平

御岳山駅を降りてすぐ、御岳平という広い休憩スポットがあります。

まき
まき

近くにはお弁当屋さんやお食事処も♪

テーブルやベンチ、望遠鏡も設置されており、お天気が良ければ都心方面の眺めが一望できます。

遠くの方に筑波山が見えることも!

展望台からの眺め

この御岳平で準備運動などを済ませ、大きな「歓迎」のアーチをくぐって御岳山に向かいます。

参道から御岳山山頂へ

アーチをくぐった後はしばらくコンクリートの歩きやすい参道を進みます。

まき
まき

左側の展望が開けていて気持ちいい~♪

上の写真、真ん中奥のほうに綺麗な三角の山が見えますね。あれがこの先向かう「奥の院」です。ここからだとまだまだ遠くに見えます。あそこまで行くのかあ・・・と気持ちを引き締める。

しばらく歩くと、宿坊が立ち並ぶ通りにやってきます。標識がたくさん設置されていますので迷うこともありません。

道はコンクリートとはいえ意外と急な登り坂があります(写真だとわかりづらいのですが)。

まき
まき

体力不足な私が毎回挫けるポイントです・・

軽く息を切らせながら、なんとか商店街にやってきました。

お土産物屋さんと飲食店が並ぶ通り。この時点では朝8時台だったのでまだお店は閉まっていました。

maki
maki

お店があいてたらここで山バッジを買ったり、美味しいおそばを頂いたりします♡

先ほどの商店街を抜けるとすぐに、大きな鳥居!武蔵御嶽神社の入口です。

武蔵御嶽神社入口

御岳山の山頂はこの階段の上にあるので、頑張って上ります!

長い階段の途中には、こんな隠れキャラが潜んでいます。

まき
まき

鬼がいる!!!(⊙o⊙)

小さな鬼が狭そうなところからこちらの様子を伺っています。普通に登っていたら気づきにくいくらいひっそりした佇まいです。

私が確認した限りでは、小鬼さんは3匹いました。

何か意味があるのか、職人さんがお茶目に造ったのか、理由は分かりませんが毎回ついつい探してしまいます。

武蔵御嶽神社に行かれる際にはぜひこの小鬼さん達を見つけてみてください✨

maki
maki

ご家族で行かれる方は、お子さんと一緒に探すと盛り上がるかもしれませんね♪

さて、途中にそんな楽しみを見つけながらやっと長い階段を登り切りました。

武蔵御嶽神社幣殿・拝殿

武蔵御嶽神社です。こちらは幣殿・拝殿。

maki
maki

元禄13年(1700年)徳川綱吉の命によって造営されたそうです。

徳川綱吉といえば「犬公方」でお馴染みですね。「おいぬ様信仰」のある御岳山とも因縁浅からぬものがあるのでしょうか。

お参りをしてさらに奥に進みます。

大口真神社

こちらは「大口真神社」。奥にいるおいぬ様がちょっぴり鋭いお顔でこちらを見ているような気がします。

この大口真神社の左横にあるのが御岳山の山頂碑です。

御岳山山頂碑

ひっそりと「御岳山山頂」と記されています。標高929m。

神社の中にあるせいか、山頂に着いてはしゃぐというよりは到着できたことを穏やかに受け止める、そんな気持ちになります。

遥拝所~長尾平~天狗の腰掛杉

山頂碑のもう少し奥に進むと「奥宮 遥拝所」という場所があります。

まき
まき

看板の字が超達筆!!!

ここはその名の通り、遥か遠くからでもお参りをすることができますよ、という場所のようです。

確かにあの遠い奥の院まで直接行くのはなかなかしんどいですからね。

遥拝所から見える奥の院はこのような感じです。先ほど参道から見えたのと同じ、見事に三角の山。

ここからでもまだまだだいぶ遠くにあるように見えますが、今回は頑張って向かいます!

ということで、神社の階段を下りて目指すは奥の院。

登山道らしい道を進みます。

ほどなくして長尾茶屋・長尾平に到着です。こちらで少し休憩。

テーブルとベンチもたくさんありますし、お手洗いもあります。

小中学校の遠足で御岳山からこの長尾平までのコースを歩いた、という人も多いようです(maki調べ)。

ちなみに長尾茶屋は不定休で、この日は平日だったせいか残念ながら開いていないようでした。

maki
maki

コーヒーやホットワインが美味しいそうですよ♪

今度は営業しているときに行ってみたいな。

長尾平の奥に広がるこの広い空間はヘリポート。よく見ると「H」の字が地面に見えます。

展望は最高!真ん中の一番奥にうっすら見えるのは筑波山ですね。

この広々とした空間でゆっくりお茶するだけで満足してしまいそうでしたが、この日の目的は奥の院。

先に進みましょう。

奥の院まであと0.9km!

こうして看板を見ると、御岳山から色んなスポットに行けることがよくわかります。

実はロックガーデン方面にはまだ行ったことがないので、ぜひ足を運んでみたいです!

天狗の腰掛け杉

しばらく歩くと厳かな雰囲気の鳥居と大きな杉の木に出会います。ここへ来て空気がガラッと変わったような気がしました。

この杉の木は「天狗の腰掛け杉」。写真だとわかりづらいですが思わず声をあげてしまうくらい大きいのです!

まき
まき

左側から伸びてる太い枝、たしかに座りやすそう!

maki
maki

樹齢350年、高さは60mだそうです!!

350年前は江戸時代。その頃からこの道を歩く人がいて、この木はそれを見つめながら成長してきたのですね。

山に来ると人間のちっぽけさを思い知り、悩み事なんかどうでもよくなってきます。

立派な枝に天狗さんが腰掛けている姿を想像しながら鳥居をくぐります。

奥の院へのちょっとした関門

天狗の腰掛け杉の鳥居をくぐったら、さらに登山道らしい道に入ります。

頑張らないと通れない木の根が張り巡らされた道とか・・・

手足をしっかり使わないと登れない段差とか・・・

「やっと登山道」という感じではありますが、私のように足が長くなく体も超硬い人間にとっては一つ一つが難関です。

ここで怪我はしたくないので慎重に登っていきます。

道中ですれちがう人や追い抜く方もおらず(つまり人がいない)、鳥が木をつつく音が響くのを聴きながら、スッキリした冬の空気を感じつつ歩みを進めます。

maki
maki

まさに「静寂の冬さんぽ」です。

静けさを存分に味わえるのはソロ登山の醍醐味といえますね。

しばらく歩いていると、登山道から少しそれた小高い場所に石碑があるのが見えました。

「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の妻、「弟橘姫(オトタチバナヒメ)」の石碑です。

まき
まき

これが見たかった!!!

私の登山の先生の出された本「低山トラベル」で予習済みだったのです。

この先の奥の院に日本武尊が祀られ、その手前に妻の石碑が祀られているというのは、何か思うところがありますね。

無事にたどり着けますようにと手を合わせ、先に進みます。

更なる関門!

まき
まき

鎖場だ~~~💦💦

私にとっては人生初の鎖場がここでした。

足場は歩きやすくなっていますがもし左側に滑ったら真っ逆さまなので、鎖を握り慎重に進みます。

maki
maki

鎖場を越えたあとも急登があるので注意です。

ちょっぴり挫けそうになりながらも、ここはなるべく無心で淡々と上を目指します。

奥の院

赤いお社に辿り着きました!「奥の院」です。

まき
まき

綺麗な赤い建物!

きっと何回か建て直されているのでしょうね。

「奥の院」はここですが山頂はさらに上なのです。

さらに急登を進み、ようやく奥の院(別名:男具那ノ峰)の山頂に到着です!

奥の院 山頂
maki
maki

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀った祠があります。

山頂は展望が良いとはいえませんがそこそこの広さはあり、また平たい土地なので休憩に適しています。

私はここでお昼ご飯を食べました。

食べている途中で数人の登山者の方が通り過ぎて行きましたが、皆さんこの奥の院を経由して大岳山に向かわれるみたいでした。

質素な山頂碑と三角点。標高は1077mです。

おそらく奥の院の名物であろう巨人のような杉の木。

まき
まき

ラピュタかナウシカに出てきそう・・・

maki
maki

お昼ご飯を食べたら、帰りは来た道をそのまま戻ります。

先ほど急登を必死で登ったということは、今度は急な坂を気を付けて降りなければいけないということで・・・

私は下りがあまり得意ではない(滑って尻餅をつきやすい)ので、登り以上に慎重に戻ってきました。

まき
まき

写真や動画を撮る余裕もなかったよ💦

奥の院から1時間弱ぐらいで、長尾平まで戻ってきました。ここまでくれば安心です!

お疲れ様でした!

登山にハマる決定打となった山

私が御岳山に初めて行ったのは登山を始めた年、2015年の冬でした。

御岳山から日の出山まで行き、つるつる温泉に下りるコース。

本当のガチガチの初心者だったときに、登山の先生に「初心者でも一人で歩きやすい山の一つ」と進めていただいて、初めてのソロ登山の場所として選びました。

結構過去の山行の記憶って薄れるものですが、ドキドキしながら初めて一人で御岳山から日の出山まで歩いた感覚は今でも覚えています。

山の独特の静けさ。特に冬山のシーン・・とした感じ。

あとどれくらい歩けば目的地に着くのか分からない不安。

御岳山から日の出山のコースタイムは1時間ほどなのですが、初めてのソロだと土地勘も無いし不安なものです。

それでも山歩きってめっちゃ楽しい!!!

そんな一人歩きの楽しさと快感をこの時に覚えました。

まき
まき

完璧に山にハマった瞬間だったかもしれません。

それ以来御岳山には一人でも友人とも何度か訪れています。アクセスが良いのが大きいですね。

御岳山から行けるたくさんのコース、まだ行ききれていないところが沢山ありますので今後も頻繁に訪れたい場所です。

YouTube

この御岳山から奥の院までの山行はYouTubeにも載せています。この時はまだ顔出ししておらず、淡々とした動画です。サムネイルは天狗の腰掛杉と鳥居の写真を使わせていただいています。併せてご覧いただけたら嬉しいです!


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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