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最初の関門・登拝門からの階段
清めの儀式を行い登拝門をくぐり、いよいよ登山開始・・と思いきや。
最初に目に入ったのはこちら。


石段の傾斜が急すぎませんかーーーーー!!!
こ、怖い・・・😱
段数はさほどたくさんあるわけではないのですが、とにかくとても急なのです(写真だと伝わりにくいかも)。
石段自体も幅がやや狭く、ただでさえゴツい登山靴が縦に収まる幅ではありません。
さらに接地面が平らではなく石の凹凸があります。
バランス感覚ゼロの人間にとっては恐怖です。
手すりを両手でしっっっかりと握り、ぜっっったいにつまづかないように慎重に上ります。

必死に登ってたから途中の写真は無い!
後ろを振り返るなんてとんでもないです。前(足元)しか見ません。

アイルックフォワード!!!!!

なんとか登り切りました。。。まさに最初の関門でした。
このルート、ピストンするとしたらさっきの階段を下りることになるのか・・怖いなあ・・今回は別ルートで良かった・・などと思いながら。
(これは私だからここまでビビったというだけで、バランス能力と体幹がしっかりある登山者の方は手放しでスイスイ歩けるのだろうと思います。早くそちらの領域に進みたいものです。)
さて、階段の先は上の写真のようにいかにも山道らしい空間に変わり、ワクワク感が広がります!

お地蔵様にも安全を祈願し、登山スタート。
ここは大山何丁目?

なかなかにゴツゴツした道が続きます。

大山の登山道は、山頂を28丁目とし、そこまでの道を「丁目石」で区切っています。
登っている時の目安としてとても分かりやすいですね!

その分「こんなに歩いたのにまだ○丁目だ😭」という絶望感も味わえるね☆
↓こちらは8丁目の「夫婦杉」。樹齢5~600年だそうです。立派な杉の木です!


苔に覆われた素敵な雰囲気の大木。

芸術作品のような木。
自然の造形美に見とれながら歩みを進めますがこの辺りでうすうす気づいています。
「大山、どうやら高尾山とは違うな?」「大山、ファミリー向けと聞いてたけど意外とキツイな?」ということに。
道は広くて歩きやすいですが・・少なくともジーンズと底の薄いスニーカーで飲み物は現地調達☆みたいなノリで登れる山ではないですね。

高尾山はルートによりますが道も舗装されてるし自動販売機もありますからね・・・💦
適宜飲み物食べ物を補給し、休憩しながら歩いていきます。
途中ご家族連れの方ともすれ違うことが何度かありました。お子さんたちはみんな元気にハイキングしてました。しっかりした装備と引率があってこそのファミリー向けという感じですね。

子供の頃からこういうところ歩いてたら体力つくだろうなあ・・・

こちらは9丁目の丁目石。

こちらは11丁目のあたり。手を使って登る必要がある箇所もところどころにありました。

ここは14丁目のぼたん岩です。
愚かな私は最初「ボタン」=「スイッチ」と変換して、左の岩が押しボタンぽいからかな?と思っておりました。

違います。牡丹(ぼたん)です。
球体の岩が牡丹の花のようにみえるからこの名がついたそうです。勉強になった!

14丁目を過ぎたあたりから、明らかにガスってきました。

来たな!相模湾の水蒸気!
幻想的で素敵ですが、土地勘の無い初めての山でこの状況はなかなか不安なものがあります。
大丈夫かな・・・
ガスガスと闘いながら山頂まで
大山28丁目分のちょうど14丁目を過ぎたあたりから目立ってきたふんわり幻想的なモヤモヤ。

慣れている山ならなんてことないのですが、初めての山だし、まだ登り半分過ぎたくらいだし、ソロハイクだし、このまま真っ白になっちゃったらどうしよう・・と色々不安がよぎります。
山ってこういう状態になると途端にシーン・・・とした静かな空気になりますよね。不思議です。
ただ人気の山だけあって、それなりに他の登山者の方々とすれ違うことが多く、話し声も聞こえるし完全なるぼっちではないことが救いでした。

ひとけのない山でこの状況だったらかなり怖かったかも😱
そんな中でも名所はチェックします。

15丁目、「天狗の鼻突き岩」。天狗が鼻を突いてあけた穴だそうです。

比較対象物が無いのですが、大人の拳くらいの大きさでした。さすが天狗さん・・・
余談ですが、以前友人のお子さんに「山には天狗がいるんだよ~」って話をしたら、「えー!鱗滝さんがいるの?!!(*’ω’*)」と聞かれました。可愛いですね😆
令和のお子さんにとっては、天狗=鱗滝さんなんですね。それなら私も会いたいです。
そんなことを一人でニヤニヤ思い出しながら歩みを進めます。

20丁目・富士見台に着きました!

ここからの眺めは浮世絵にも描かれるほどの絶景だそうです♡

うん!真っ白!
本当はこの木々の間から見事な富士山が見えるのだと思います。

また見に行かなきゃ!

ヤビツ峠への分かれ道まできました。今後行ってみたいルートの一つです。
先が見えてきたのでひたすら頑張って歩きます。

ようやく山頂の鳥居に辿り着きました!何度も言いますが意外とキツかった・・・
この直前の階段を登っている時、すれ違った10歳くらいの男の子に「頑張ってください!」と爽やかに励まされました(T_T)

名作劇場の主人公のような良い子😭
少年のおかげでへこたれずに頑張ることができましたよ。ありがとう!

山頂、28丁目の丁目石です。

まずは山頂に無事ついて良かった☆
次回は山頂から下山までの記事です!
maki@hirarisanpo.
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